第1種・第2種衛生管理者を受験するにあたって、自分の実務経験で事業者証明書がもらえるのか知りたい人は多いのではないでしょうか。
本記事では衛生管理者の実務経験具体例を紹介します。
目次
【衛生管理者】実務経験の具体例15個
衛生管理者の資格取得に、役職は関係ありません。
必要なのは、以下のような業務に携わっていたかどうかです。
具体例を16つ挙げますね。
衛生管理者の受験に必要な実務経験の具体例15個
- 事務所内外の掃除
- 設備の清掃や手入れ
- 健康診断の取り纏め
- 衛生についての意見を会社に提出した
- 救急箱・救急用具の点検・補充をした
- 衛生教育の社内通知を作った
- 衛生日誌の記録を書いた
- 労働衛生保護具の点検をした(※)
- 労働衛生統計の作成をした
- 看護師、准看護師の職に就いている
- 有害物質を扱う主任者
- 労働衛生関係の研究をした
- 自衛隊の衛生担当をしている
- 保健所職員のうち、試験、研究に従事している
- 建築物環境衛生管理技術者をしている
(※)「呼吸用保護具」「化学防護手袋」「化学防護服」「保護めがね」
出典:「労働衛生13の実務」を参考に、筆者がかみ砕いたものです
自分がしていた仕事に当てはまるか不安になれば、会社の上司に相談するのがいいでしょう。
上司に証明書を書いてもらえることが一番大切。
会社としても、資格保持者がいると有利なので、あまり渋られずに証明書を出してもらえることは多いです。
衛生管理者の資格を取れる「労働衛生13の実務」とは
第1種・第2種衛生管理者の受験に、正式に定められている業務は13個あります。
以下のうち1つでも従事していれば、実務経験として認められます。
衛生管理者を取れる「労働衛生13の実務」
- 健康診断実施に必要な事項又は結果の処理の業務
- 作業環境の測定等作業環境の衛生上の調査の業務
- 作業条件、施設等の衛生上の改善の業務
- 労働衛生保護具、救急用具等の点検及び整備の業務
- 衛生教育の企画、実施等に関する業務
- 労働衛生統計の作成に関する業務
- 看護師又は准看護師の業務
- 労働衛生関係の作業主任者としての職務(※)
- 労働衛生関係の試験研究機関における労働衛生関係の試験研究に従事
- 自衛隊の衛生担当者、衛生隊員の業務
- 保健衛生に関する業務
- 保健所職員のうち、試験、研究に従事する者等の業務
- 建築物環境衛生管理技術者の業務
(※)高圧室内、エックス線 ガンマ線透過写真撮影 特定化学物質、鉛 四アルキル鉛等 酸素欠乏危険 有機溶剤、石綿
出典:事業者証明書
【衛生管理者】例外的な業務での受験の仕方
「労働衛生13の実務」に該当しないときの対処法
事前に受験するセンターに問い合わせれば、自分の経験で受験できるかどうか教えてもらえます。
相談結果を、証明書のカッコ内に記入します。
勉強する人
「受験できないかも」と諦めずに電話してみよう
衛生管理者の担当者さんは事務的だけど丁寧だよ
まとめ
第1種・第2種衛生管理者を受験するにあたって、実務経験(受験資格)の具体例は分かりましたでしょうか?
基本的な業務は定められているのですが、企業としても有資格者が欲しいので、どんな職種であれ事業者証明書を書いてくれることが多いです。
実務経験の最低年数を満たしていればOKってこと?
ざっくり言うと「証明書さえもらえれば何でもOK」なんだ
上司に証明書をもらうところが関門になるので、ぜひ日頃から仲良くしておきましょう。
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外部リンク 安全衛生技術試験協会 受験資格 衛生管理者
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